2016年の変

 

世の中の悪意を体現した様な経験をし大きく怒り大きく泣いた2016年
30年弱のうのうと生きてきて初めて「自殺」と初めて検索した2016年
そんな事を考えた自分の弱さと元気づけてくれる人に感動した2016年

 

なんとか生きながらえたものの心は弱り、身体は太り、いつもひとり。
やっぱりネガティブな事を考えたり、物思いにふける様な毎日なのだ。

 

俺はヒガユウ。色んな事に裏切られすぎて生気がない30目前の独男。

ここはてなブログに生きた証を刻むことに決めた男です。

 

急やけど、7月18日明朝。なんかほんまにいっぺん死にたくなったから、
今年の「第一回全日本飯を食わずにいてやろう選手権」に出場を決めた。

 

予選会場の自宅に足を運んだんやけどだれもいない。
みんなやっぱり希望に満ち満ちあふれた人生やねんやろな。

 

と世の中に必要とされていない人間が、誰にも気づかれずに競技スタート。

 

 

 

一日目

 

 

腹が鳴る。が無視した。小4の時の内川さんとのケンカを思い出した。
昔は一杯のことに興味があって、一杯仲良くなって一杯ケンカした。


この時の担任の先生若くてキレイでおっぱい大きいと思ったよな。
策士の俺はどうやったらさりげなく触れるかシミュレーションしてたっけ。
悩みに悩んで実行した、「プリント返す時つまずいたフリしてピー作戦
が空振りに終わって諦めてもうた俺Jrが海馬の隅っこで唇噛んでるわ。

 


俺Jrよ。青かったな。

 

 

選択肢が増えた今の俺ならその任務、難なくクリアだ。
成功率74パーセント程の見込みがあるオペレーションTすなわち、
寝たふりして手をつかまれてその手振り払おうとしたらピー作戦
を使えばさりげなく、そしてつつがなく無事生還できるだろう。
そんなしょうもない事を寝る前考えてた。

 

 

二日目


死にたくても腹が減る。どうしようもないくらいに腹が減る。


電子レンジ上のどん兵衛天ぷらそば特盛が話しかけてくる。

 


とろろ昆布かけてくったらうっまいで~

 


うわぁ。揺らぐ。マグニチュード8.9や。立っていられない。


意思なく動く操り人形の如く電気ケトルにお湯入れた時に
「身体だけじゃなくて心まで脂肪付いてもうてるやん
という嫌味が脳内マラソンしムカついて頭を枕に沈めた。

 

 

三日目


うだるような空腹。もう考える事もダルなってきた。寝る。

 

 

四日目


ハラヘリ感が急になくなる。ベロが白くなる。動くと尋常じゃない汗。
正直130kgはあるであろう自分やから1か月くらいは余裕と思ってた。
でも急に死が迫ってきたように感じた。家族とか思い出したら泣けてきた。

 

いっつも味方でいてくれてるオカン。生意気で高慢チキなくせに優しい
怖いけどめっちゃ面倒見ええ頭悪いくせに頑張り屋な姉貴

 

一人暮らしが長いからたっまにしか連絡せぇへんし、一年以上会ってない。
弱音吐いたり迷惑かけたりするのもいややからなんも話してない。


俺が死んだらみんなたぶん皆泣いてくれるねやろなぁ。それも辛いなぁ。
そんな事考えてたら涙が止まらへんようになってもた。ヘンな奴やで。


この時、俺って

死にたいじゃなくて生きたくないんやろな

って思った。


確かに「2016年の変」は盆と正月が一緒に来たように不幸が訪ねてきたから
生きる楽しみがケバブみたいに全てそぎ落とされた感じやもんな。


俺ホンマはしっかり生きたいんやろうな。多分。ってか絶対


そやかて生きる目標もない俺が急に眼をキラキラできるわけないし。


なんて考えてたら死ぬまでにしたい事ってなんやろうに行き着くあるある話。
いや、旅行ももっと行きたいし、幸せな家庭も築きたいし。人並みにはあるよ。
そんな事では俺の怠惰な心臓は響かない。俺には効果は今一つだったようだ。


その時急にUSAが思い出したかのように前のめりに話かけてくる。


USA高杉晋作の辞世の句覚えてるか?」


俺「高校の時に知って、戒めにしてたな。ってかUSAって誰?」


USA組みしながら・かめつらした・たまの中の俺、すなわちUSAや」


俺「寒いわボケっ。でも忘れてたわ。それには感謝するわ。じゃあな」
とUSAを親指と人差し指でつまみ高杉晋作の最後の言葉を考えた。

 


おもしろき こともなき世を おもしろく

 


色んな解釈があるかもしれないけど、学のない俺は
おもんない事もおもしろくできるのは自分の心次第やで!」
という風に捉えて、高校時代から魔法の言葉のように言うてたな。


いやぁ、ほんま忘れてた。ダークサイドに落ちると座右の銘も忘れるね。
反省しながらさっきまで死ぬことを意識してた自分を思い出してたら、


「たった今死ぬとしたら。お前の辞世の句ってなんや思う?」


勝手に出てきたUSAを焼き肉用のトングでつまみ出し深く考える。


おっぱいに挟まれて窒息死するなら本望やけど、それ以外の死に方なら

  

「もっと素直になればよかったなぁ・・・ガクっ・・・」

かな?


人のせいにするつもりもないし、自分の心の弱さが招いた事なんやけど、
いろいろあって抑圧された人生を送ってた俺は本心を隠す癖があってさ。
家族だけじゃなく友達や恋人にも完全に本音は話せてはなかった。


おいっ!さらっと恋人とか言うて恥ずかしくないの?って思った君!


本心隠しまくって言いたい事も言えない俺を「仏様みたいに優しい」
と勘違いする女性もいたんだぜ。嫌われるの怖いビビりなだけやけどな。

 


ともあれ今現在の俺は素直に生きる事を欲してることに気付いた瞬間だ。


俺の今素直な気持ちは「家族と素直に話せるようになりたい」これが強い。


それと並行して「どん」という女性を思い出した。ってか忘れてない。
これはあの「2016年の変」で失った大切なものの一つであって
盆の正月が一緒に~の件の正月部分に相当する部分でもある。


見た目に自信がない俺は自分から告白する事は滅多にない。
それは嫌われるのが怖い事もあるが、大きな要因がもう一つある。
自分に優しくしてくれた人や好意を寄せてくれてる人を好きになる
これに共感できる人がいたら挙手を。これから同志と呼ばせてくれ。
そんな自分が心から惚れて2度も告白して振られている。それが「どん」。                  またその話は詳しくする機会があればするようにしよう。また今度な。 

 

 話はそれたがまだ俺は今生に2つばかり未練があるみたいです。
こんな大きな心残りがある以上死ぬの中止や。当たり前や。
このままやったら地縛霊確定で地域の住民に迷惑かけてまうからな。

 

早速オカンに今月の終わりに数年ぶりに家に帰る連絡をした。
妹が俺の誕生日のお祝いとかその時するから絶対帰っておいでってさ。
不本意ながら自分の妹を嫁にしたいと思ってしまった。ちくしょう。。。

 

もうひとつの未練「どん」について。これは大きな課題だ。
家族は近しい存在だがこの子はもう現在1年と6か月程話していない。
そもそも問題はそんな事だけじゃない。長くなるので後日な。

 

もしかしたらふざけている文章に見えたかもやけど気分害さんで下さい。
このブログを陰気・愚痴で一杯にしたくないからです。これは性格です。
俺は本当は面白可笑しく笑って過ごしたいし、もちろん周りの人ともね。
決してみんなをおちょくったりしてるわけじゃないので一応言うとくね。
この記録の存在意義は弱い自分を奮い立たせる意味が強めです。
これ見てくれる人が増えれば増えるほど勇気が出るよ。(うな気がしてる笑)

 

じゃまたな~